「私の戦時体験記」が始まります

近藤 和義
平成27年10月26日

皆さん、お待たせしました。
前回の「わが町のあゆみ」に続いて、境友自治会の福井 昭二さんの「私の戦時体験記」を連載します。
さきの大戦が終わってから70年になりました。戦争を体験しよく知っている方も次第に少なくなりつつあります。福井さんの「戦争中の体験」をじっくりとお読みになり、皆さんが知っておられることと重ねあわせてみてください。
「こんなことが知りたい!」「この点はどうだったのか?」など、皆さんからの感想・質問などをホームページに寄せてくださるようお願い致します。 

私が連載します!   福井 昭二

 数年前から、頼まれて近くの二つの小学校で6年生を対象に毎年「戦時中の生活」についての話をしてきていました。そして、戦後70年の今年、笹野台地域ケア・プラザで地域の人を対象に、戦時中のさまざまな体験・特に横浜大空襲での体験などの話をする機会がありました。
先般、笹野台地区社会福祉協議会会長の近藤和義氏から、その時の話の内容を笹野台新報社のホームページに載せたらというご依頼をいただきました。私より もっともっと厳しいつらい経験をした人はほかにもいるでしょうが、戦争が終わってもう70年という長い年月が流れた今、当時の苦労を実際に経験した人は、 たいへん少なくなってしまいました。知っていても、高齢になり記憶が確かではなくなっている人もあるのでしょう。私は戦争当時中学生だったので、直接戦地 へ行った経験はありませんが、内地にいながらあまり他の人にはないようなつらい経験をしています。私の経験が、戦争を知らない年代の人に、戦争の恐ろし さ、戦争の悲しさなどを知るために少しでも参考になればと思い、ここに拙文を載せさせていただくことにしました。

略 歴
昭和 4年 横浜市西区に生まれる
昭和17年 小学校卒業
昭和20年 横浜大空襲
昭和21年 旧制中学校卒業
昭和30年 大学夜間部卒業
昭和23年~平成2年 横浜市公立小学校に勤務
平成3年~平成5年 神奈川県文化資料館 嘱託
退職後
境友自治会会長
笹野台地区連合自治会副 会長
笹野台地区社会福祉協議会 会長
現在
笹野台地区社会福祉協議会 相談役

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